2015年04月18日

[再]USBドングルでSDR受信機(最終回)

[注]本稿は2014年10月25日に掲載したものを再編集したものです。
USBチューナーを利用して短波を受信する話。以下の記事の続きです。
http://radio-no-koe.seesaa.net/article/417105385.html
"[再]USBドングルでSDR受信機(その10) スマホで短波"


受信するためのソフトウェアは複数ありますが、私はHDSDRを利用しています。これを利用するために便利な機能と、必要な金額を、まとめてみました。

■HDSDRの主な機能

1)録音タイマー
  (Recording Setting/Scheduler)

  ほぼ無制限に留守番録音がセット可能。
  受信モード・録音モードなども同時にセット可能。
  パソコンを除き、一式あわせて1万円弱。この価格帯では贅沢なセット数。
  特に深夜帯に、短時間に大量の録音をセットしたい時は、効果は絶大。
  ただし、修正機能がないので少々不便。

2)周波数マネージャー
  (周波数メモリー機能)

  ほぼ無限に多数のメモリーが可能。
  EIBIデータベースの取り込みが可能。
   http://eibispace.de/

3)ECSS同期検波モード

  実はECSSがなくとも、AMモードにて、マウスを使って、中心周波数をずらすことで、混信をさけることはできますが、決定的な違いは、ECSSでは、上側波帯または下側波帯のどちらか隣接局がない方を選択し、中心周波数をほとんどずらすことなく、周波数帯域を広げることができるので、聴きやすくなる、という利点があります。

4)DRM受信モード

  自動的に12kHzフィルタに切り替えてくれるので便利。
  高価な受信機やラジオのIF出力から、12kHzコンバーターを通して、などという面倒くさい手続きが一切不要。
  PC内の操作だけで、復調ソフトウェアDreamへ入力できる。

5)AM用のAFC
  (Automatic Frequency Control)

  I/Q信号を利用して、周波数の位相を追尾できるため、受信周波数を自動的に増減する。
  USBドングルのようにハードウェアが安物でも、安定した受信を実現。

6)RF/IF/AFの録音モード切替え

  数MHz幅を一度に記録できるRF録音。
  単にオーディオ信号を記録するAF録音。
  聞きたい放送が同時刻に接近しているときはRFで、受信したい局が決まっている時はAFで、という使い分けが可能。

もっとも良く使う機能をまとめてみましたが、PERSEUSと比べて、いかがでしょうか?

■短波放送を聴くために要した金額

つづいて、短波放送を聴くために要した金額をまとめました。

[1] USBチューナー(ドングル)

  DS-DT305WH
   ¥980
   amazonストア内では、\700代が相場のようです。

[2] HFコンバーター

  SC-HFCONV-100
   ¥6,800
   amazonストア内では、在庫が少なくなりつつあります。

[3] MCX-P/SMA-P変換ケーブル

  RG174
   ¥1,280

[4] F端子/SMA-P変換コネクタ

   ¥300〜400ぐらい
   私の場合、短波アンテナをF端子で引き込んでいるためです。

もちろん、Windows系のパソコンがあることが前提になりますが、ざっと、1万円弱ぐらいです。
安いか高いかは、ご意見の分かれるところですが、高価なPERSEUSと比べても、機能的に似ている、と思いました。

■RTL-SDRとPERSEUSの違い

ここで、明らかにPERSEUSの方が、圧倒的に優位な点があります。

PERSEUSには、RFのアナログ・フロントエンドに、BPFがぜいたくなほど実装されています。これを使って、無用な電波をフィルタに通して、かなりピュアな受信が可能になるところが違います。これは、USBドングルとコンバーターの組み合わせでは、かないません。

ただ、残念なのは、PERSEUSに搭載されたFPGA以降のコストが、USBドングルに搭載された汎用IC(RTL2832U)と比較すると、とても高額な印象を受けます。ここが、メーカーであるマイクロテレコム社とAORさんのビジネスモデルなのかもしれませんね・・。

これからSDR受信機を試される方には、どちらが良いか、迷うところですね。
すでにお使いの方には、関係のない話ですが・・・

■SDR受信に対応できる機種

なお、PERSEUSや、今回紹介したUSBドングル+コンバーターを使わなくとも、SDR受信を実現する方法が、他にもあります。比較的購入しやすい受信専用機かつ、改造不要なもののみリストアップしていますが、使い方に違いがあります。ご注意を。

(1) アルインコさんのDX-R8/DJ-X11

 IQ信号端子からPCへ入力。

(2) REDSUN製 RP3100/RP2100

 IF出力端子は455kHz出力のため、(1)とは違って、そのままではデコード処理できません。

(3) TECSUN製 S-2000

 (2)と同様に、455KHzのIF出力端子があります。


でも、やっぱり安いほうがいい!という方のために・・・・USBドングルタイプとしては、R820Tを使われている方も多いようですね。感度も良さそうですし…。


USBドングルを利用したSDR受信機についての連載は、この回をもって終わりますが、SDR受信機を利用した受信報告は、今後もUPします。

これまでお読みいただき、ありがとうございました。

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ラベル:BCL 短波放送 SDR
posted by ラジオの声 at 04:52| Comment(0) | RTL-SDR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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