2015年02月14日

B14 [再]USBドングルでSDR受信機(その2)

[注]本稿は2014年9月6日に掲載したものを再編集したものです

今日は、下記の続きです。
http://radio-no-koe.seesaa.net/article/413649552.html
"[再]USBドングルでSDR受信機(その1)"


手元にあるusbのワンセグチューナ DS-DT305をSDR受信機として活用する方法です。

[1] ソフトウェアの入手

同梱されたソフトウェアは、一切手を付けず、SDR#というソフトウェアを入手します。 
http://www.sdrsharp.com/にて、フリーウェアとして配布されています。

デバイスドライバをインストールするためには、zadig.exeを実行します。メニューからoptions→List All devicesを選び、RTL2832Uを選択。DriverとしてWinUSBを選択してから、InstallDriverをクリックしてください。

[2] チューナーの起動

チューナーをUSBへ接続し、SDR#(SDRSharp.exe)を起動します。この状態で、周波数50MHz以上の広帯域チューナとして動作します。私のPCでは、Windows7 Ultimateを使っていますが、Windows7なら、まず大丈夫でしょう。

[3] FM受信テスト

受信できる周波数が高いので、とりあえず、FM電波を狙ってみます。付属していたF型変換コネクタを使って、TVまたはFMのアンテナをつないでみてください。その上で、以下のように設定してください。

  Source:
   RTL-SDR/USB (←USBドングルの
   チューナであることの指定)
  Radio:
   WFM (←FM変調であることの指定)
  FM Stereo
   ステレオ受信を狙う場合はチェックマークを付ける

[4] 周波数を合わせる

スペアナのような画面で、周波数を選択します。この段階で、FM放送に周波数を合わせ、受信できることを確認します。聞こえた感じがよくない場合は[5]の調整を試みてほしい。

[5] コントローラによる調整

SDR#の左上にあるギアーのマークをクリックし、RTL-SDR Controlerの画面を開き、以下のように調整する。

  Sample Rate:
   1.92〜2.56MSPSのあたりで調整。
   レートは高すぎても低すぎてもだめ。
  Sampling Mode:
   直交サンプリングを意味する
   Quadrature samplingのままで良い。
  Offset Tuning:
   ラジカセのFM受信用に付いているAFC
   スイッチのようなもので、
   常にチェックしておいたほうが良い。
  Tuner AGC:
   チェックマークがついている場合、
   自動的に利得調整が効いているが、
   ノイジーに感じる場合は、チェックマークを
   外し、RF Gainのスライダーを前後
   させる。音声がきれいに復調できる
   可能性がある。

以下は、81.9MHzにてNHK-FMを受信している画面です。
img_0.png

初めての方は、うまく受信できたでしょうか?
この先は、また来週。

---
http://radio-no-koe.seesaa.net/
http://blogs.yahoo.co.jp/radio_no_koe
ラベル:SDR BCL 短波放送
posted by ラジオの声 at 07:00| Comment(0) | RTL-SDR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

人気記事
    本ブログのRSSフィードは以下です
    http://radio-no-koe.seesaa.net/index.rdf#
    タグクラウド
    BCL RTL-SDR
    RECENT SWL REPORT