今日は、下記の続きです。
http://radio-no-koe.seesaa.net/article/413649552.html
"[再]USBドングルでSDR受信機(その1)"
手元にあるusbのワンセグチューナ DS-DT305をSDR受信機として活用する方法です。
[1] ソフトウェアの入手
同梱されたソフトウェアは、一切手を付けず、SDR#というソフトウェアを入手します。
http://www.sdrsharp.com/にて、フリーウェアとして配布されています。
デバイスドライバをインストールするためには、zadig.exeを実行します。メニューからoptions→List All devicesを選び、RTL2832Uを選択。DriverとしてWinUSBを選択してから、InstallDriverをクリックしてください。
[2] チューナーの起動
チューナーをUSBへ接続し、SDR#(SDRSharp.exe)を起動します。この状態で、周波数50MHz以上の広帯域チューナとして動作します。私のPCでは、Windows7 Ultimateを使っていますが、Windows7なら、まず大丈夫でしょう。
[3] FM受信テスト
受信できる周波数が高いので、とりあえず、FM電波を狙ってみます。付属していたF型変換コネクタを使って、TVまたはFMのアンテナをつないでみてください。その上で、以下のように設定してください。
Source:
RTL-SDR/USB (←USBドングルの
チューナであることの指定)
Radio:
WFM (←FM変調であることの指定)
FM Stereo
ステレオ受信を狙う場合はチェックマークを付ける
[4] 周波数を合わせる
スペアナのような画面で、周波数を選択します。この段階で、FM放送に周波数を合わせ、受信できることを確認します。聞こえた感じがよくない場合は[5]の調整を試みてほしい。
[5] コントローラによる調整
SDR#の左上にあるギアーのマークをクリックし、RTL-SDR Controlerの画面を開き、以下のように調整する。
Sample Rate:
1.92〜2.56MSPSのあたりで調整。
レートは高すぎても低すぎてもだめ。
Sampling Mode:
直交サンプリングを意味する
Quadrature samplingのままで良い。
Offset Tuning:
ラジカセのFM受信用に付いているAFC
スイッチのようなもので、
常にチェックしておいたほうが良い。
Tuner AGC:
チェックマークがついている場合、
自動的に利得調整が効いているが、
ノイジーに感じる場合は、チェックマークを
外し、RF Gainのスライダーを前後
させる。音声がきれいに復調できる
可能性がある。
以下は、81.9MHzにてNHK-FMを受信している画面です。

初めての方は、うまく受信できたでしょうか?
この先は、また来週。
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