2011年の震災をきっかけにスマートグリッド化が進められようとしていますが、夢のような話の裏で、今まで無かったところに、また新たな電波が増えることに注意しなければなりません。
各家庭にある電気メーターが「スマートメーター」に変わると、電柱に設置された無線機が、自動的に各家庭の電力を測定することができるようになります。ここで使われる周波数は920MHz帯ですが、この周波数は、将来、家庭に普及するであろう「HEMS」(へムス)でも使われます。家庭内に設置する「HEMS」は、配電盤と家庭内のLANとの間を920MHzで接続します。
さらに、電力会社の「スマートメーター」と家庭内の「HEMS」を接続することを「Bルート接続」と呼びますが、これがつながると、電力会社が直接、各家庭にある冷蔵庫やエアコンなどを遠隔操作できるようになります。
結局のところ、電柱から家庭内への接続に920MHzを使うことを意味しますが、920MHz帯にて接続できない場合のオプションとして、かの有名な?PLCも想定されています。
皆さんのご家庭に「電気メータ―を交換します」と連絡が来たら、ラジオに入る雑音の差に気をつけてみて下さい。実際、「スマートメーター」にラジオを近づけると、PLCでなくとも、ものすごいノイズが混入します。
今後、短波帯は、単なるノイズの墓場になるかもしれませんね。
---
http://radio-no-koe.seesaa.net/
http://blogs.yahoo.co.jp/radio_no_koe
2016年01月29日
この記事へのコメント
コメントを書く
人気記事
http://radio-no-koe.seesaa.net/index.rdf#
タグクラウド
BCL
RTL-SDR
RECENT SWL REPORT