2018年02月25日

B17 SDR Console V3 によるTCPリモート受信

2018年2月9日、SDR Console V.3 のサーバー対応版 Beta1 が公開されました。今回のリリースでは、SDR Console Server が注目されていますが、私の場合は、自宅内LANにて、RTL-SDRによるTCP接続用受信サーバーを起動しているため、SDR Console のサーバーは利用していません。RTL-SDRドングルや、宅内のRTL-SDR用TCPサーバー受信機を接続する場合は、次のように接続してください。

(1) SDR Console V.3 ダウンロード
ダウンロードサイトからインストール・アーカイブを取得する。バイナリは、Windows 32bit 版と64bit版に分かれることに注意。
SDR Console Download

(2)インストール
取得後、インストーラーを実行する。

(3) RTL-SDRデバイス選択
SDR Console を起動し、Select Radio をクリック後、Radio Definitions を開く。Definitions をクリックし、ここから Search にて、RTL-dongleまたは RTL-Dongle(TCP) を選択する。

(4) RTL Dongle 設定

(4-1) RTL Dongle
USBデバイスとしてWindowsパソコンのUSB端子へ直結しているRTL-SDRドングルを接続する場合は、以下のように設定する。

SDRConsole_1a.png
"1 device found" とメッセージが出ていることを確認後、Add をクリックする。

(4-2) RTL Dongle (TCPサーバー)
既にRTL-SDRドングルを「TCPサーバー」として運用している場合は、次のように設定する。

SDRConsole_4a.png
チューナーデバイスを選択後、"1 device found"とメッセージが出たことを確認。Addをクリックする(チューナーデバイスはサーバー運用しているドングルに内蔵されたものを正しく選択すること)。Radio Definitionsの画面にて Save をクリックする。

(5) コンバータのオフセット周波数を設定
Converter Selection の Edit を開き、RTL Dongleが選択されていることを確認する。

SDRConsole_2.png
アップコンの場合は、 Type: から Up-converterを選択し、Freqにて、Hz単位でオフセット周波数を Add する。Definitionsに Up: 100.000.000 のような表示が出たら、OKをクリックし、Select Radio画面を終了する。

(6) Select Radio にて受信機の確認
SDR-Consoleのメニューへ戻り、Select Radio を再びクリックし、受信機が設定済であることを確認する。

SDRConsole_3a.png
(5)にて設定した受信機が、選択枝にあることを確認し、Start をクリックすると、受信を開始することができる。

【関連記事】
 TCP接続によるRTL-SDR受信機リモート運用(その3)最終回
 TCP接続によるRTL-SDR受信機リモート運用(その2)
 TCP接続によるRTL-SDR受信機リモート運用(その1)

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ラベル:RTL-SDR SDR SWL
posted by ラジオの声 at 01:38| SDR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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