2019年04月21日

A19 Shortwave Radiogram から日本語を伝送

2019年4月19日から配信されている今週末の Shortwave Radiogram が日本語の送信を実施しているが、20日に北米へ向け送信されたものを受信した。(2019.4.21 19:44更新)

受信したのはペンシルベニアの WINB 9265kHz 50kW から JST 2019/4/20 11:30 より送信されたもので、日本での受信は困難な時間帯ゆえ、ブリティッシュコロンビア州(カナダ)のリモートSDRを利用して受信した。PCトラブルにより、伝送された日本語文章の半分は消失してしまったが、おおむね受信できている。

【復調した日本語文】
SWR190420_SHOT0_IN_JPN.png

【復調された受信画像】
SWR190420_PICT1_MFSK32_JPN.png

今週末、次回の放送は2019年4月21日(日)、 WRMI からの 5850 および 7730 にて 1700 から。ここ最近、日本国内のリモートSDRにて海外から受信できた、との報告はあるものの、WRMIからのキャリアが弱く、ノイズが多いとうまく復調できない場合があることにご留意願いたい。また、ロッドアンテナ程度では受信は困難である可能性が高い。それでも、受信にトライされる方は、次に説明する手順にて準備してほしい。なお、リアルタイムに受信しながら同時に復調するケースで、初めてトライする場合は失敗も多いため、まずは、受信音声の録音(64kbpsでも問題ないと思われるが、128kbps による録音が望ましい)に集中し、番組終了後、録音音声を再生しながら、文字や画像の復調にトライされるのが良い。

以下、復調の手順を示す。

文字や画像の復調はPCで行うため、PCへ接続されたSDR受信機を操作する場合は、その音声をPC自身から再生するので、PC用の録音ソフトを利用して録音する。それ以外の受信機による受信の場合は、その音声を録音機にて録音する。ただし、受信機を利用せず、リモートSDRのウェブサイトを利用して受信する場合は、PCのブラウザからの音声を録音する。

これらの受信音声をPC(のオーディオ・デバイス)へ入力し、Fldigi と呼ぶ復調用フリー・ソフトウェアに聴かせることで、文字と画像を復調することができる。Fldigiの入手は以下から可能。
Software By W1HKJ & Associates

このサイトから fldigi を探し、Windows用インストール・セットアップ・ファイル ( fldigi-4.?.?._setup.exe ) を入手する。なお、2019年4月21日現在の最新版 4.1.02 については、私が所有する Windows10 マシンでは正常に起動できなかったため、下記サイトから、古いバージョン 4.0 系の安定版 4.0.17 のセットアップファイルを入手している。4.0.18 でも問題ないと思われるが、ご参考にされたし。
[W1HKJ] Index of /files/archives/Windows

Windows用のSetupファイルを実行し、インストールを開始する。インストール対象の確認を求められた場合は、FldigiのみでOK であり Flarq は不要。ショートカット類はお好みで選ぶ。なお、インストール先は C:\Program Files (x86)\Fldigi-4.0.17 のようにバージョン番号を含むフォルダー名となる。

インストール完了後、Fldigi を起動する。デフォルトのオーディオ入力と接続されていれば、その微小ノイズによってランダムな文字が表示されているはず。ただし、いざ本番の受信になって、音声が入力されないトラブルも起こりうるので、事前にオーディオ・デバイス(サウンド・カード)の選択が正しいことを以下のメニューから確認する。

Configure > Sound Card
 ↓
Port Audio にチェックマークがついていることを確認。
 ↓
Playback: に、「ブラウザ等で音楽が画像を再生した時」の音声再生に使われるオーディオ・デバイス(サウンド・カード)が選択されていることを確認する。通常はデフォルトのオーディオ・デバイス(サウンド・カード)がすでに選ばれているハズだが、外部音声入力を使ったり、複数のオーディオ・デバイスがあり、それを切り替えたい場合は、このメニューから切り替える。私の場合は、以下のオーディオ・デバイスを選択している。

 MME Devices > Realtek High Definition Audio
  または
 Windows Direct Sound Devices > Realtek High Definition Audio

 注意:これらのデバイスは各自のPCによって異なるので、ご注意願いたい。

オーディオ・デバイスの切り替えを終えたならば、Save >Closeで Fldigi に戻る。

さらに、Fldigiは基本的に海外のソフトウェアであるため、2バイトコードのひらがなや漢字を含む日本語表示を行うためには、文字キャラクタセットの切り替えが必要である。以下のように切り替えること。

Configure > UI > Colors & Fonts
 ↓
UI > Clrs/Fnts > Rx/Tx
 ↓
Rx/Tx Character set のプルダウンメニューにより ISO-8859-5 から UTF-8 へ切り替える。

文字キャラクタセットの切り替えを終えたら、Save > Close で Fldigi へ戻る。

また、フォーマットの切り替えもあらかじめ実施しておくこと。

Op Mode > MFSK > MFSK-32

さらに、転送スピードの自動切換えのため、Fldigi画面右上にある RXID をクリックし、緑色にインジケータが光ることを確認しておく。

ここで、準備はOKとなる。なお、手順については、過去の関連記事にもあるので、ご参考にされたし。

【復調用音声サンプル】


【2019.04.21 19:44追記】
2019年4月21日 1700 から放送された回にて、日本語文章をかろうじて復調できました。ハワイのリモートSDRによる受信(上)と東京における直接受信結果(下)を比較したものです。文字単位にて5〜10%程度の復調率でした。
SWR190421_5850_DirectInTokyo_ALL.png

【関連記事】
 A18 この週末、Shortwave Radiogram 初の日本語送信 ('18. 6.10)

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posted by ラジオの声 at 19:44| 短波放送 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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