2019年09月01日

A19 シベリアからDRM放送

ロシアのシベリア地区へ向けて、短波帯において、DRMの送信テストが始まっている。

2019年8月31日現在のHFCCによる周波数登録では、以下の通り。

0500-1900 11615(250kW/Az 34) 12025(100kW/Az:34) 15735(100kW/Az:34)

日本のリスナーさんによって確認されている電波は、主に 12025kHz 。2019年9月現在は「伝搬テスト送信」の意味合いが強く、放送が休止されていることもある。なお、周波数については、流動的な状況にあり、今後も当方の Twitter サイトをチェックされたし。

送信所の位置については Komsomolsk Amur (コムソモリスク・ナ・アムーレ)とされ、ターゲットは、ITUゾーンの26番。すなわち、シベリアの最東端にあるチュコト(チュクチ)自治管区全域。
DRM_target_is_26_From_KA.png(北緯50N30 東経137E05)

Twitter フォロワー各位から、お知らせいただいた情報によれば、この自治管区のウェブサイトにおいて、2019年5月28日、次のような告知が行われていた。
Коротковолновое цифровое вещание на всю Чукотку ('19.05.28)

ざくっと訳すと、以下の通り。

チュコト全域に対して、短波送信を実施することで、地元知事とPTPC(RTRS)(注:ロシア極東地区のテレビ・ラジオ放送委員会)の局長が合意。この短波放送の復活により、遠隔地にいる住民へのサービス提供が目的。6月末から実験開始を期待している。今年後半からテストサイクル(注:意味不明)を開始。注意が必要なのは、これがDRMを利用したデジタル方式によるものであること。

・・・ということでした。なお、テスト送信にあたっては、アナログ送信の可能性も多少残っている様子。

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ラベル:DRM A19 ロシア
posted by ラジオの声 at 13:20| 短波放送 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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