2019年10月24日

A19 BCLワンダラーさんによる11月のターゲット局はルーマニア

CQ誌連載のBCLワンダラーさんによる「今月のターゲット局」は、Radio Romania International です。

次の録音は 2019年10月20日朝6時59分に流れたインターバル・シグナルです。


10月27日朝までの放送時間はCQ誌2019年11月号に掲載されています。


ただし、2019年10月28日(月)朝(B19シーズン)より、周波数と放送時間が変更されます。変更後の時間と周波数は以下の通りです。

0800-0900 6090 7325

ロシアのラジオ・スプートニク(旧ロシアの声・旧モスクワ放送)がラジオ放送から撤退後、公営の局として、日本向けを公言する唯一のヨーロッパの放送局となりました。

インターネット配信も積極的に行い、スマートスピーカー(Google Home)でも Tunein.com 経由で聴取可能です。短波については、伝搬状態が安定している日は、ポータブル・ラジオでもおおむね良好に受信可能です。しかし、2019年10月初旬、送信機の一部が故障、原則として同時2波で送信するところ、第2の周波数のみで放送している、との告知がありましたので、ご注意下さい。送信機の修理まで数か月要するとのことでした。(同国の送信設備は、デジタル・テレビ放送などを含め、RADIOCOMという企業が所有し管理しています。)

また、ここ数年、政府支出の削減が行われた結果、局本体の財政難が伝えられ、まず、郵送によるベリカード(QSLカード)が突然中止されました。まもなく、郵送による返信の廃止が決定され、e-QSLによる発行へ移行しました。また、2019年9月、政府による短波放送停止の提案がなされた結果、関係者によるストライキが実施され、一時停波するなどの混乱がありました。その停止案は撤回されたものの、送信設備の故障が重なった場合には、財政危機が再燃する可能性はあります。


【関連記事】
 A19 ルーマニア国際放送、短波放送廃止の反対声明(更新) ('19.09.04)
 A19周波数を調べるリンク('19.03-) RRO

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ラベル:ヨーロッパ A19
posted by ラジオの声 at 05:14| Comment(0) | 短波放送 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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